申立の手続きはこんな流れで進める

失踪宣告というのは、家庭裁判所に利害関係人が申し立てることにより手続きが始まります。裁判所では、申立てに添付された書類などから、その人が失踪してから7年以上経過しているか、遭難などの特別失踪の場合には、危難が去ってから1年以上経過していれば公示催告という方法によって広告を行います。公示催告は該当する裁判所に掲示される他、官報にも掲載されます。掲載される内容は、住所や氏名などと共に、この本人がいたら直ちに名乗り出るように促しています。一定期間の催告の間に失踪者の生死が分からなかった場合には、裁判所で失踪宣告がなされます。この期間は大体2~6ヶ月程度ですので、申立てをしてから先刻が出るまでに一年近くかかることも珍しくありません。

 

 

mobile02_mこの場合、失踪者は死亡したものとみなされますが、後日失踪者の生存が確認された場合には、失踪宣告自体がなかったものになりますので、失踪者の権利等は元に戻ります。しかし、失踪宣告後に配偶者が再婚していたり、失踪者の生存を知らずに処分した財産など、元に戻せない範囲のものは、そのまま現状維持という形になります。そのため、失踪宣告の申立てをするときは、十分注意して行いましょう。