取消をした場合に注意すべきこと

失踪宣告とは生死不明の失踪者を死亡扱いすることになる宣告のことであり、これをすることによって死亡した扱いとされてそれによる相続等の手続きができるようになります。しかしここで問題となるのがその失踪者が生きて戻ってきた場合です。この失踪宣告の取り消しとしてはこうした生きて戻ってきた他にもその失踪の状況とは異なる死亡をしていたことが判明された時にすることになります。しかしこの取消の効果では、その宣告をした人の善意と悪意がポイントとなってきます。というのもそれによって及ぶか及ばないかが変わってくるからです。基本的には悪意があると見なされればその効果は取消されるのが原則です。こうしたものはどのように判断するかというと知っているか知っていないかであり、当然故意に知っていて相続等の利益目当てに悪用したのなら悪意があると判断されます。ただ、ここで問題となるのが第三者の存在です。失踪宣告後に相続をしたとしてその相続された財産を第三者に売却すればそこで第三者のことも考えなければならなくなります。

 

 

mobile02_mこれがややこしい問題であり、どちらかに悪意があれば返還の請求ができる、権利自体を最終的に取得した第三者がそうでないのならできないという問題があります。これは状況によってもどちらが適用されるかは変わってきてしまうので、相続関連では特に気をつけるべき点でしょう。